buiderscon 2018 行ってきた
「知らなかった、を聞く」というテーマの技術カンファレンスに行ってきました。
自分が聴講したうちのいくつかのセッションを簡単にまとめました。
実録!ある担当者がみた「謎ガジェット」開発1年史 @uzullaさん
ベストスピーカー第二位!
サポーターチケットの特別ノベルティである、「電子名札ガジェット」開発の奮闘記。
海外のカンファレンスでは、ピカピカ光る電子バッジのようなノベルティがわりと有名らしいです。
ディスプレイの電子ペーパーやバッテリー、ネジに至るまでの材料選定の過程や、加工の発注、ソフトウェアの開発と、
謎ガジェット開発の苦悩の歴史を@uzullaさんの軽快なトークで語ってくれました。
発表を聞いていたら欲しくなってきました笑
Java Cardの世界 @moznion さん
ベストスピーカー第一位!
金ピカのパーツは実はコンピュータで (もちろんCPUや永続化メモリが含まれています)
クレジットカードやSIMカードの中ではJava Cardというプログラムが動いているらしいです。
Java CardはJavaのサブセット で、float、charなど使えずshort、byteのみというものすごい世界。 (ただしここぞというときintが使える!) あと、JDK1.6がいちばん安定しているとか...
APDUというプロトコルでカードの外界とやりとりをしているなど、通信やアーキテクチャなどもわかりやすく説明されていました。
スライドのラスト、「これでJava Cardプログラミングが出来るようになりましたね? but プログラムを書き込むには鍵とIDが必要で趣味レベルではムリ」とのことで笑いました。全体的に笑いが絶えず楽しい発表でした。
Using Chrome Developer Tools to hack your way into concerts @amyngynさん
海外からのゲストスピーカー。DevToolsを使ったハックのお話で、amyngynさんはテイラー・スウィフトのライブチケットを当てるため、YouTubeのPVを埋め込んだファンサイトを作りました。
そしてPVの再生数を自動で稼ぐスクリプトを走らせ自分が一番熱心なファンだと認知させることで、チケットの当選を狙うというものでした。
まずYouTubeの再生速度を速くする方法を探り、次にXHRやcURLを使い再生数がどうやってカウントされるのかを解明していく過程を実演してくれました。
チケットに当選することができたけど1000$もするので購入券は手放したものの、テイラーのスタッフからはインターンで働かないかとオファーが来たそう(すごい)
おわりに
たくさんおもしろい発表があり、観ていないものもたくさんあるので随時キャッチアップしていきたいです。 bildescon、初参加でしたがとても楽しいカンファレンスでした。来年も行きたい! スタッフ参加も大変そうだったけど楽しそうでした。あとタイムテーブルや投票のページがレスポンシブだと見やすかった...!!